琉球真珠と真珠婚式

訳あってちょっと知る必要が出てきたのでご存知の方、琉球真珠と真珠婚式について詳しく教えて下さい。

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[境さん]

琉球真珠株式会社は、黒蝶真珠の養殖を主体とし、出荷量は日本一です。
黒蝶真珠は、黒蝶貝だけしか生み出すことができず、天然の黒蝶貝からは40万貝に1個の割合でしか発見できないくらい希少価値が高いことから、王侯貴族の専有品であり、まさに幻の真珠と言われていました。クレオパトラが将軍アントニウスを招き開いた宴の席で、国の豊かな財力を示すために、酢（ワインや酒ともいわれる）に溶かし、飲み干したのが黒蝶真珠だったという古代の伝説から、ナポレオン三世の皇后ユージニアのネックレス、ビクトリア女王の王章などとなった近世の黒蝶真珠に至るまで、その歴史は豪華絢爛たるものでした。
また、古くから人々は、「人魚の涙が海の底で真珠になった」とか「満月の夜、月の雫を飲み込んで貝が大切に育てたものが真珠である」など数多くの神話や伝説が生まれました。
幻の真珠、黒蝶真珠を養殖しようと琉球真珠株式会社は1951年東京の琉球真珠海綿養殖と合併で球陽真珠海綿養殖株式会社の名で発足し川平湾養殖場にて黒真珠養殖への挑戦が始まりま
した。そして18年間の歳月を経て1969年世界で初めて黒真珠の養殖に成功しました。
1984年には国内で初めて白蝶真珠の養殖にも成功しました。
2000年には九州・沖縄サミットで、G8首脳夫人への公式プレゼントとして琉球真珠の黒蝶真珠オリジナルデザインが選ばれるなど品質・意匠・技術において世界トップクラスの評価を得るまでに成長しました。

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[ダーリンさん]

真珠婚式とは、結婚３０年目を祝う式です。
結婚記念日には、１年目は紙婚式、２年目は綿婚式…と、毎年それぞれに名称が付けられています。もともと結婚記念日を祝う風習はイギリスで始まったと言われていますが、明治27年に明治天皇が銀婚式を祝ったのをきっかけに、日本でも結婚記念日の風習が広まったとされています。
結婚30周年を迎えた記念日は、富と健康をあらわす海の宝石である真珠にちなんで「真珠婚」呼ばれます。結婚25年目の銀婚式や、50年目の金婚式などは有名ですが、真珠婚も徐々に定着しつつあります。
海の中でゆっくりと時間をかけながら、年輪のように真珠層を重ねて育まれる真珠のように、30年という夫婦の年輪を美しく重ね、いつまでも若々しく、健康長寿で暮らすことを願うのが真珠婚です。30年周年を迎える頃には、子育てなどで二人でゆっくりと過ごす時間もなかった慌ただしい時を経て、子供が独立し一段落し、少し余裕のできる時期でもあるでしょう。
そして、新婚当時のように夫婦水入らずで第２の人生をスタートさせるには、最適な時期なのです。
結婚記念日には、その名称にちなんだ贈り物を贈る素敵な習慣がありますが、真珠婚式では、冨と健康の象徴である、海の宝石の真珠のアクセサリーや装飾品などを贈るのが一般的です。

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